柿の実のきもち

朝の散歩道で

柿の実を拾いました

 
 
まだまだ青くて

小さな子

 
 
風に吹かれて、落ちたのか

はたまた自分から、その身を落としたのか

 
 
ほんとうのところはわからないけれど

その子が落ちたぶんの栄養が

他の子を大きく育ててくれるのかもしれないと

他のいのちをつないでいるのかもしれないと

柿の木を見上げました

 
 
いのちはつないでゆくものだと

わが子が産まれ

感じるようになりました

(いのちをつなぐということは、必ずしも子供を産むというかたちだけではないけれど)

 
 
今なら落ちた実の気持ちがわかるような気がして

そぅっと手のひらに包みました

 
 
 
 
いのちをつなぐよろこびと、きぼう

わがみをささげるせつなさと、少しのあきらめ

 
 
柿の実と

わたしが

ひとつになったような感覚でした

 
 
春がきて

夏がきて

秋がきて

冬がきて

また、春がきて…

 
 
季節がめぐる

 
 
とおい昔のおばあちゃんから

次のおばあちゃんから

その次のおばあちゃんから

お母さんから

子どもから

その子どもから

またその子どもへ…

 
 
いのちはめぐる

 
 
ひとつぶの柿の実に

いろんないのちがつながっていることを感じた

朝のひとときでした

 
 

 

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