息子にとけ込む

 

お散歩中に

カタツムリと出会ったので

息子に見せてあげようと

手を差し伸べると

 

ゆ〜っくり、ゆ〜っくりと

一歩一歩を確かめるように

登ってきてくれました

 

よくよく観察していると

長い触角と短い触角が

ちょんと何かに触れる度に

「ひゃぁっ」とひっこめては

また、にょきにょきっっっと伸ばして

歩みを進めていきます

 

ときにはその触角を

天を仰ぎ見るように大きく広げて

まるで深呼吸しているみたい

 

そのカタツムリの中に

自然の叡智すべてが含まれているような気がして

見入ってしまいました

 

カタツムリには、カタツムリの世界が広がっていて…

カタツムリには、カタツムリのペースがあるのだと…

そこには遅い速いも

いい悪いもないのだなぁ…

 

 

先日息子が2歳の誕生日を迎えて

私も母親2歳になりました

 

2年の歳月は

根気強く、息子と私を育ててくれました

 

息子はまるで植物が水を吸い上げて

ぐんぐんと成長するように

自然にのびやかに

彼らしく育っています^ ^

 

私のほうは

カタツムリの歩み…

 

2年かけて、やっとやっと

今までの”おひとりさま”の身軽でマイペースな生き方から

幼な子の生きるスピードに心から寄りそうことや

自分の「今こうしたい」を手放す勇気を

持てるようになってきました

 

先日は

近所の郵便局まで

大人の足でほんの20分の道を

 

息子と一緒に

寄り道しながら、片道約1時間

 

道中では

踏み切りの前で20本以上の電車を見送り

用水路の横からは何度も川の中を覗き込み

ガードレールをなぞりながら歩いて、手を真っ白にして…(昔よくやった^ ^;)

 

息子にとっては

郵便局に行くことが目的なのではなく

あらゆる出来事を

楽しんでいる様子でした

 

全ての見送った電車たちに

飽きることなく

「でんしゃ!でんしゃ!」

と両足でぴょんぴょん飛び跳ね

手をふります

 

川を覗いては

「なんかいるかなぁ〜? なんかいるかなぁ〜?」

大人から見たら、興味をひくようなものは何もなくても

彼にとっては

枯れたススキがあり

水がキラキラ流れていて

時々岩に当たって白く水しぶきをたてて

カモがいて

1つ1つが楽しいのだろうなぁ…と

 

帰り道で

「ゆうびんきょく、たのしかったぁ!」

満面の笑みで喜びを表現してくれました

 

 

私も今

そんな彼の1つ1つの喜びが

自分の喜びになっています

 

家事やお仕事の準備が思うように進まないことがあっても

今目の前にある彼との生活を

心から楽しんでいると

 

最終的には

なんだかつじつまが合って

いろんなことは滞りなく流れていくようです

 

息子を育てている時間…

というよりは

一緒にいるときは

息子の一部にとけ込むような感じです

 

2年の歳月を経て

得られた感覚です

 

来年は早くも幼稚園が始まります

彼といられる残りの1年を

大切に過ごしたいと思います

 

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